極限までやってみる

1月4日に、恒例の菅刈公園のトイレ掃除とイエローハット創業者の鍵山相談役を迎えてのファミレスの食事会に参加してきました。その時に、ある若い経営者が「新商品の売り上げが上がりませんが、どうすればいいですか?」という質問に、鍵山相談役が答えた内容が素晴らしかったので、シェアさせてもらいます。


鍵山相談役は、「極限までやってみるとアイデアが与えられます」と答えられました。私はこの内容は、最初聞いた時は当たり前の内容だと思いましたが、よく考えると実に的を得ている回答だと思いました。極限までやるということは、売上が上がると思われる方法は全て試してみるということなので、試している中で、必ず成功する方法に当たると思います。極限までやって、難しいものはビジネスモデルが間違っている、あるいは古くなってしまっていると考えられるので、事業をやって、関わる人を不幸にしてしまう可能性があるので、やらないほうが賢明だと思います。


以前、京セラ創業者の稲盛和夫さんは、パナソニック創業者・松下幸之助さんの「ダム式経営」の講演を直接聞いた時に大きな気づきがあったそうです。松下さんは「好景気だからといって、流れのままに経営するのではなく、景気が悪くなるときに備えて資金を蓄える。ダムが水を貯め流量を安定させるような経営をすべきだ」と語りました。聴衆の一人が「ダム式経営の大切さはわかるが、そのやり方がわからないから困っている」として、そのやり方を尋ねると、幸之助さんは「まず、ダムをつくろうと思わんとあきまへんなあ」と答えたそうです。当たり前の答えに思うようですが、稲盛さんはその時、一途に思い続けることの重要性を理解し、強い衝撃を受けそうです。鍵山さんの答えはこれと同じで、ごく普通の答えですが極限まで考えて、実践してみることの大切さを教えてもらいました。


「極限までやってみるとアイデアが与えられます」、「まず、ダムをつくろうと思わんとあきまへんなあ」というどちらも当たり前のことで、私が言っても説得力はありませんが、言うべき人が言うと言葉に深みがあると思いました。

 

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